『幕末維新のすべて (洋泉社MOOK) 』で、土佐藩、会津藩、新選組の概説を担当しました。

 幕末日本は、やじうま歴史話的に観ると、今のEUの状況に似ているところがあるかもしれませんね。ブリュッセル官僚+ドイツを江戸幕府として、イギリスを薩摩藩に見立てる、というような。特段、EUと幕末がどうのというより、古来、諸国連合というのは、同じ状況やなりゆきを持っていくものなのでしょう。

 新選組の土方歳三は戦死していますが、近藤勇は処刑。近藤処刑の法的根拠には大いに検討の余地があると思います。幕末明治維新期に、戦死・暗殺・切腹は平時より多くありますが、処刑者はきわめて少ない。本当のところ、近藤くらいではないでしょうか。最終的に朝敵となった中の大玉、徳川慶喜も、会津藩の松平容保も、函館戦争総大将にして函館共和国総裁の榎本武揚も、処刑などはされていないし、切腹させられているわけでもありません。榎本武揚などはその後、敵方だった明治政府の大臣を歴任しているわけですし。さまざまな条件と状況があってのこと思いますが、だとすると、なおさら近藤の処刑というのは際立ってくるように思います。


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